会 計 検 査 院
平成29年度予算概算決定額の概要
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会計検査院所管の平成29年度予算概算決定額の総額は 17 271百万円であり これは、前年度当初予算額16,827百万円に対し、445百万円(2.6%)の増 額となっています。
(単位:百万円) 平成28年度 平成29年度 対 前 年 度 対前年度比率 組織 ・ 項 当 初 予 算 額 概 算 決 定 額 比較増△減
(A) (B) (B-A=C) (C/A) % 16,827 17,271 445 2.6 (組織)会計検査院
16,764 17,172 408 2.4 (項)会計検査院
63 99 36 58.0
(項)会計検査院 施 設 費
(注)四捨五入の関係で、合計等は必ずしも一致しない。
会計検査院は、会計検査機能を充実強化する施策として、次の4項目を重点事項とし ています。
1 検査体制等の充実強化
行財政の動向等に適切かつ機動的に対応した検査の充実等を図るための検査要員等 の増員及び機構の充実強化を図ります。
(1)検査要員及び検査支援要員の確保
社会保障に関する検査、IT横断検査、教育・科学・スポーツに関する検査などの検 査需要の増大に対応するため、また、会計検査の支援体制を強化するため、調査官等2 7人の増員となっています。一方で定員合理化による削減が30人あるため、差引き3 人の減員となっています。
(2)機構の充実強化
①情報システムの適切な運用管理、サイバーセキュリティ対策及びこれらと一体と なった業務改革等について一層の体制強化を図るため、事務総長官房にサイバー セキュリティ・情報化審議官を設置します。
③会計検査院の保有する情報の公開、個人情報保護、文書管理等業務の企画調整に ついての体制を強化するため、事務総長官房法規課に情報公開・個人情報保護室 長を設置します。
④道路整備事業に係る検査を充実強化するため、第3局国土交通検査第4課に専門 調査官を設置します。
2 検査活動の充実強化
情報通信技術を活用した検査及び国内や海外の検査等に必要な経費として1,91 5百万円(前年度比16.2%増)を計上しています。
① 会計検査情報システム経費
情報通信技術を積極的に活用した検査を実施するとともに最新のサイバーセキュ リティ対策を講じた院内ネットワークを構築し、府省共通システムを利用する府省 等から提出される電子化された証拠書類等を利活用したりするなど検査業務の効率 化及び事務処理の省力化・迅速化を図るなどの情報システム経費として1,179 百万円(前年度比33.7%増)を計上しています。
② 検査旅費
国内における検査やODAの現地調査、在外公館及び海外に所在する事務所等の 検査対象機関に対する検査等を実施するための旅費として507百万円(前年度比 7.3%減)を計上しています。
③ 会計検査活動費
会計実地検査を厳正かつ円滑に実施するための資料収集に必要な経費、実地検査 関係等経費として229百万円(前年度比4.1%増)を計上しています。
3 研究・研修体制の充実強化
検査活動に資する研究を推進するための調査研究経費及び検査対象機関の行財政や 施策等の複雑多様化・専門化等に的確に対応するための人材育成経費として162百 万円(前年度比1.0%増)を計上しています。
4 国際業務活動の充実強化